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イボにはいくつかの種類があります。主な疾患について記載します。
尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
いわゆる「イボ」です。ヒト乳頭腫ウイルスによる感染で、手のひら、手の甲、指、足の裏、足の甲、足の指によくみられます。 魚の目やタコと似ていますが、ウイルスによるものなので感染性があり、自分で削ったり、市販薬を使用すると悪化し拡大、増加しますので注意が必要です。 潜伏期間が3〜6ヶ月と長く、正常皮膚にも長期間ひそんでいるので、治療には数ヶ月〜1年くらいかかります。
当クリニックでの治療方法
- 冷凍療法
- 液体窒素でイボを焼いて縮小させていきます。1〜2週に一度行い、治癒するまで数ヶ月かかります。処置時若干の痛みがあります。
- ブレオマイシン局注
- イボに直接注射をして、イボの組織をやっつけます。カサブタになり脱落します。冷凍療法より早期に治癒しますが注射時の疼痛が強いです。また小児や妊婦などには使用できません。
- モノクロロ酢酸塗布
- イボに直接モノクロロ酢酸を塗って治療します。1〜2週に一度行い、治癒するまで数ヶ月かかります。痛みがほとんどありませんが、治療期間が長くなります。冷凍療法が不可能な小児に行います。
扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)
青少年、とくに女子の顔(ひたい、ほほ)、手の甲によくできます。この疾患も、ヒト乳頭腫ウイルスによる感染で、自分で削ったり、市販薬を使用すると悪化し拡大、増加しますので注意が必要です。毛剃りなどにより急速に増加することもあります。 かゆみをともなうことが多く、自然に消失することもありますが、難治性で治癒するまで数年に及ぶこともあります。
当クリニックでの治療方法
- 冷凍療法
- 液体窒素でイボを焼いて縮小させていきます。1〜2週に一度行い、治癒するまで数ヶ月かかります。処置時、若干の痛みがあります。
- ブレオマイシン局注
- イボに直接注射をして、イボの組織をやっつけます。カサブタになり脱落します。冷凍療法より早期に治癒しますが注射時の疼痛が強いです。また小児や妊婦などには使用できません。
みずいぼ(伝染性軟属腫)
小児の胸腹部、背部や足、腕に好発する小さな半球状のイボです。ポックスウイルスの感染でありプールなどでうつります。 半年〜1年半くらいで免疫ができ自然に治りますが、感染性があるので、プールや保育園、幼稚園に行っているお子さんは治療が必要になります。自分でかきこわすことで周囲に広がっていきます。みずいぼの周囲に湿疹ができることがあり治療が必要です。
当クリニックでの治療方法
特殊な医療用ピンセットでみずいぼを摘出します。痛みが強いお子さんには麻酔のテープを貼ってきてもらってから摘出します。 潜伏期間が1〜2ヶ月と長く正常皮膚にも潜んでいるので、何度か通院して摘出する場合が多いです。
老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)
軟性線維腫、アクロコルドンとも言われます。首やワキに好発する小さな柔らかいイボです。多発することが多く、中年以降のほとんどの方に認めます。
当クリニックでの治療方法
小さく茎が細い老人性疣贅は医療用ハサミにて切除します。簡便できれいに治癒します。茎が太いもの、大きいものに関しては、局所麻酔下で焼灼処置、切除縫合処置を行います(保険適応)。
ホクロとは色素細胞性母斑(母斑細胞性母斑)などの皮膚良性腫瘍の俗称ですが、まれに悪性黒色腫などの皮膚悪性腫瘍のこともあります。大きく獣皮に似ている獣皮様母斑(巨大色素性母斑)のように、生まれつきの大きな母斑から悪性黒色腫を生じることもあります。 ホクロが急に増大したり、隆起したり、傷が出来たり、色調が変化したり、周囲ににじみ出る様な現象がみられたら要注意です。クリニックでは肉眼での診断が難しい場合はマイクロスコープによる観察や病理組織検査(ホクロを一部あるいは全部を切除し、精密検査へ提出します)を行い、確定診断を行います。 このようにホクロといっても、多くの疾患が考えられるので、自己判断せず専門医による診察や検査が重要であると考えます。
当クリニックでの治療方法
- 手術療法
- ホクロを摘出しきれいに縫合します。大きく縫い閉じられない場合は、皮膚移植や局所皮弁形成を行います。
- 焼灼処置
- 小さいホクロをサージトロンなどの器械で焼く処置をし、軟膏をつけて治療します。
- 皮膚削り処置
- 盛り上がった大きいホクロなどをサージトロンなどの器械で処置し、軟膏をつけて治療します。
※ホクロの大きさや状態、部位、患者様のご希望などもうかがった上で、最もよい治療方法を決めさせて頂きます。 これらの治療は保険適応で行えます。
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